Concept

P1020650.JPG写真は日原 稲村岩ですが、鷹の巣山から下山時の稲村岩ルートは、道を間違える方がいます。注意してください。

●登山用の地図や登山コースのたて看板にはコースタイムが記入されていますが、コースタイムには休憩時間は入っていません。
 例として、コースタイムが1時間30分と記入されているとしましょう。距離は短くてもコースによって起伏がかなり違います。地図上では尾根間の起伏がたいしたこと無いようにみえますが、実際出かけてみると起伏に富んでいます。また、長年の雨などにより山頂手前などの地肌が洗い流され、地図で推測するよりも実際のほうがかなり急斜面になっている場合が多いと思います。そうなると、息が切れて、登るのに時間が掛かります。リュックを背負い2分歩いただけでけっこうきつくなります。何度も何度も少し歩いて、休んでの繰り返しで少しずつ登ってゆきます。呼吸を整えないと、体が持ちません。表記されているコースタイムより時間が掛かると思ってください。
 すべてがきついコースばかりではありませんが、個人差によって体力は違いますので、コースタイムよりも2倍掛かったということはありえることです。また、目の前のコースが地図では30分になっているが、長時間歩いたことにより体力が消耗し、2時間掛かることもあります。タイムに余裕のあるコース設定を心がけてください。
 下山も同様です。下り斜面はリュックと自分の体重がモロに足に掛かります。最初は足取りも軽く楽に行けますが、次第に下半身に負担が掛かり、斜面を思うように下れず(踏ん張りが利かず)慎重な足取りにならざるを得ません。踏ん張りが利かない分、下山に時間がかかり事故も多くなります。慎重に歩んでください。

●奥多摩には、イノシシ・日本カモシカ・クマ等が生息しています。動物が歩いた道を、けもの道といいますが、登山道を進んでいて、初心者に多くあることは、誤ってけもの道に進入してしまうことです。なぜかというと、動物が登山道を横切って歩いた場合、正規の登山道と違う方向に、いかにも登山道らしく見えてしまい勘違いをするのです。けもの道は、いかにも登山者が通ったように見えてしまいます。道に迷ったら、ここは間違いなく登山道であるという地点まで戻り、地図とコンパスを頼りにしてください。

●初心者で目的の山頂には到ったが、下山途中で日が落ちて暗くなり、遭難する事例が多くあります。どんな簡単な山と思っても、ライトと雨具は必ず常備してください。

●季節的に冷え込む時期になると、落ち葉の表面はなんともないように見えますが、落ち葉の裏側は凍結していて、滑ってベテランでも滑落する事例があります。また、木の根っこが土の表面に薄く出ていて、知らずに踏んでしまうことがあります。雨が降った後なども滑って転倒しやすくなりますので注意が必要です。

●登山道の崖側の側面に可愛らしい花が咲いていて、マァー可愛いと言って、崖側にしゃがみ込んでデジカメで写真を撮っている人を見かけます。背中に登山バッグを背負っているのを忘れないように。背負っているバッグの加重が背中に乗っていますので、重心が上半身にかかります。そのまま、いつものように立ち上がると、崖の方につんのめって倒れてしまいます。以前、下山途中に母と娘らしき2人が前方を歩いていました。母親が崖側の手の届きそうな斜面に綺麗な植物に気づき、50センチ程の幅の登山道でしゃがみ込んでデジカメを向けました。そのまま追い抜いて先に行こうと思いましたが、なんとなくバランスを崩す予感がしたので、2m程手前で何かあったらと思い立ち止まって見ていました。案の定、意識しないで立ち上がりました。立ち上がる際の体の様子(重心)を見て、大丈夫そうだなと感じましたが、腰が伸びきるほんの手前で、体の重心が崖の方傾き、崖側のふちで倒れそうになった体を、両腕をくるくる回しバランスを取りはじめたので、手を出そうと近寄った瞬間に、なんと自力で戻せた女性に遭遇しました。母と娘の2人ずれの登山者と私と3人で目を見合わせて胸をなでおろしたことがあります。転落と生還と紙一重でした。

●また、狭い登山道では背中に背負っている登山バッグが横から伸びている枝に当り、バランスをくずすこともあります。自分の体はうまく枝をかわしたと思っても、背中の登山バッグの厚みの分を意識されていないのが多いのです。バッグを背負っている重量分、重心が高い位置にあることを常に意識してください。狭い登山道で登山者と行き違う際にも、相手の登山バッグに接触したり、自分の登山バッグを相手にぶっつけないように十分な注意が必要です。

●鋸山方面から鞘口山を登る際、頂への傾斜がきつくなる所の右手に巻き道らしきルートが
ありますが、巻き道ではありません。鞘口山山頂への傾斜をそのまま登って下さい。

●鞘口山山頂からクロノ尾山へのルートは、鋸山方面を背中にして左側に折れるルートです。

●月夜見山山頂から奥多摩湖方面へ下山される際、月夜見山山頂から奥多摩湖方面へ5分ほど下
った所に左方向に入り、下るところがありますが、そこへは入らず真直ぐ進んでください。

●御岳山から奥の院を経由するルートで、滑落の危険箇所がありますので、備え付けのロープやクサリ
を握って慎重に通ってください。

●大岳山山頂手前は御岳山側も鋸山側も、岩場で危険な箇所があります。備え付けのロープやクサリ
を握って慎重に通ってください。

●登山地図に鋸山の近くに非難小屋があると記載されているみのがありますが、平成16年度に取り壊されて
現在はありません。鞘口山から鋸山間のルートの鋸山林道に出たところの公衆トイレはあります。

●月夜見山山頂から奥多摩湖方面へ下山するルートで、月夜見山山頂から奥多摩湖方面へ5分ほど下
った所に左方向に入り、下るところがあります。地図には載っていませんが、そこから奥多摩湖に流れている
落沢を風張峠方向に回り込み、奥多摩湖周遊道路に出るルートがありましたが、一部崩壊し、他にも崩壊し
かかって通れません。